アイドリッシュセブンに出戻りしたい

したいっていうか半分しているんですけど。

わたしはポエムが大好きで面倒なオタクなのでこういうことわざわざ書かなくてもいいんだろうなと思いつつ自分が今思っていることを明確に記しておきたいのでアイナナのことを書いていきます。時系列で話すので言いたいことは後回しです。

わたしがアイナナに出会ったのはキャラ原案の種村有菜のツイートからで先ほどアプリで始めた日を見たら2015年8月22日と、アイナナリリース日の8月20日である2日後でした。リリース直後だった記憶はあるのですが1週間後くらいかなと思っていたら本当に直後でした。わたしは二次元アイドルに興味もなくソシャゲに親しみもなく声優が好きだったわけでもなく種村有菜で育ってきた身としてなんとなくアプリをインストールしたのがきっかけです。最初は音ゲーが楽しくとりあえず飽きるまでやっていたのですが次第にストーリーにのめりこみいつの間にかストーリーを進めるためにランク上げにつながるライブをしていました。ソシャゲが飽和している今、人気声優の集まりでもそれだけじゃ中々広まらなく、アイナナも最初はその一つで一部のアクティブユーザーが必死に宣伝をして少しづつ知名度を広げユーザーを増やし着々と人気を得ていっていました。わたしのツイッターのTLでも時たまゲームを始めてくれる人が出始めてしました。

自身、なにかの作品にドはまりをすることがアイナナで久々、初めてくらいの衝撃で、好きな作品はそれまでもたくさんあったけれど「オタク」という感覚を掴んだのはここが始まりだったと思います。アイナナ初の開催の同人オンリーイベントに参加し、薄い本を買うのも初めてだったしそれこそ最初は二次創作の数も少ないのでpixivで作品を全部見る読むが自分の情熱もあってできたりしていました。自分の見える世界が一気に広まったものだと思います。前回の記事の斉藤壮馬さんについての話で少し触れているのですが自ジャンルと言っているダンデビに出会ったのもアイナナで好きになった絵師さんがダンデビをめちゃくしゃ布教していたからわたしはダンデビに出会い斉藤壮馬さんに再会し今があって、わたしにとってアイナナを離れた今でもアイナナはわたしのオタク史で切っては離せない作品です。

アイナナがリリースされて1年も経つ2016年夏、CDも何枚か発売されかなり女オタク世界ではメジャージャンルの仲間入りしてきたと感覚があるころ、アイナナの声優が7人全員集合してニコ生をする機会がありました。そこでは念願のアニメの発表があり3部のストーリー制作の発表もあり新しい幕開けを見れたニコ生でした。

そして、その直後アイナナは大きく炎上します。これこそわたしがアイナナを離れたきっかけです。以前から囁かれていた絵の構図トレパク疑惑が大きく広まり愚痴垢が大量に出始め、そもそも設定からパクリであると言う声が大きくなりました。いくつかは正直嘘か真かわからない、言い分を聞いていると黒に近いのでは、と思うようなこともあったし、ただ隙をついてとりあえずなんでも炎上の方向にもっていきたいだけのアンチ意見もありました。わたしはこの炎上に向き合いました。好きな作品だからこそ否定する根拠を得るために向き合いすぎました。毎日リストに入れている愚痴垢を見ては疲弊したり、自分でも運営にきちんと話してほしい旨を問い合わせたりしていました。でも著作権問題とか他のトレパク騒動とか線引きしづらく曖昧なものを白にするのってまずできないんですよね。運営からの声も中々出ず、わたしと同じようにファンだからこそ問題と向き合って愚痴垢とも真摯に対応して丁寧に気を遣った文章を書いてツイートするようなアカウントもありましたが、最後はアンチ意見の愚痴垢に圧倒され「答えが出ず、もうなにが正義かわからなくなりました」と消えてしまったことがあったのをよく覚えています。アイナナ運営から炎上関連の文書は出たのですが、疑って疑ってもう戻れないところにわたしはいたので納得できませんでした。当時はそんな対応が悲しくて悲しくて、他のジャンルのファンを傷つけている状態でよくのうのうと進めていられるよな、と怒りに変わっていました。怒り感情が生まれたことでもう作品とは関われなくなり、毎日起きてすぐにログインしていたアプリは一切開かなくなりました。

全然話の趣旨とは関係ないですけどそこから炎上耐性がついてよくわかるようになったことは「こんな短期間で愚痴垢が発生するジャンル他にある??」は大炎上を起こした作品の愚痴垢あるあるです。他にもよくあります。振り回されないでください。(まあ炎上は起こらないに越したことはないし、運営はもっと真摯にファンに対応してほしいですね)

楽しみにしていたアニメも3部も見れないんだ、もしライブをやることになってもわたしは行ってはいけないんだ、とものすごく悲しくなりました。好きだった作品を嫌いになるのは多大な精神負荷をかけます。今まで周りにすごく布教して何人かハマってくれたのに一緒に話すことは叶わなくなりましたし。でももうこんな状態で作品には二度と関われないと思いました。

しかし時が経つにつれて、ジャンル出戻りはしない、アクティブユーザーには戻らないけど程よい距離でアイナナを見ていきたい願望が芽生え始めました。自分の中でアイナナを許せる日がきていたんですけど、単純に喉元過ぎて熱さを忘れただけなんです。でもわたしは大炎上が起きてからもずっと許したかったし心の底から安心できる環境でジャンルに居続けたかったし、それほどアイナナが好きでした。シナリオの都志見文太さんにはものすごく信頼をしていたし、離れたくなかったんですけどどうしてもやっぱり許せるような対応はされていなかったんです。個人の意見ですけどね。2部までは完全に終わらせているし3部が始まってもすぐに追いつけるような状態なんだなと思っていました。アニメは見れない、と思っていましたが発表から放送までにわりと時間があったので始まるころにはアニメを見るくらいならいいかと思えていました。実際アニメを見てもう久しく関わっていたなかったために記憶が飛んでいる部分も多く初見のような気持ちで見られたので得してました。アイナナをアニメで初見する人、めちゃくちゃ良くないですか?うらやましいです。アニメを見ていて時折、アイナナを好きだったころの気持ちを思い出すんですよね。ああ、こういうところすきだったんだよなって。シナリオだけじゃなく逢坂壮五を好きな気持ちとか斉藤壮馬さんの演じる九条天が好きな気持ちとか。(今PCからこの記事書いてて気づいたんですけど普段使うiPhoneには「壮五」とかその他固有名詞きちんと変換されるように登録されているんだよな……名残)アニメの出来、本当に本当にものすごく良くてこんなに力を入れてもらえるくらいお金があるのが嬉しかったし完全なるメジャージャンルでしたよね(わたしはメジャージャンルにハマれないコンプレックスを持っています)

2018年夏には念願のライブがありましたね。好きな声優を見るためにライブは行きたいなってジャンルを離れて落ち着いたころには考えていたのですが、いざ本当に開催されるってなったときに、やっぱり行けないやって線が引かれていました。わたしはこの空間に足を踏み入れることはできない。それくらいわたしなりに悩んで疲れてジャンルを離れていった経緯がある。ライビュくらいならいけるかなと思ったのですが先行抽選で申し込む気力はなく、直前で席が空いてたら近くの映画館に足を運ぼうという程度でした。でもマジで人気ジャンルですね!!!!!?!会場のキャパでかいのに全国たくさんの場所でライビュあるのに、近場の映画館席埋まってました。席、ないんだ……!!!じゃあいいか、となり家で過ごしました。

わたしは元々ソシャゲに向く素質は持ち合わせておらず、ストーリー力と自分と相性のいい音ゲーの難易度のアイナナだからこそ続いただけで他のソシャゲで移りたかったジャンルいくつかあったのに続きませんでしたし、注ぎ込んできたものを捨てることはできなかったのでアプリは残したままでした。だから最初に書いた自分がアプリを始めた日がわかったんですよね。実はアニメ終わったあたりから時々アプリを開いてイベントもちょっと参加したんですけど、完全にソシャゲが出来ない体質になっていたしアプリに毎日ログインする習慣もう消えてるしイベントとかいつの間にか終わるし全然続きません。まあのめりこむと睡眠時間減るのでゲーム自体に執着できないのはそういう面で良いことかなと思っています(ガチャで目当てのものが出ないのも結構辛いし)。でも3部の内容すごく気になるしネタバレ踏みたくないし、アイナナへの感動を味わいたい気持ちもあって、ちゃんと再開してみようかなとも思うのです。でも(2回連続)さっきも言ったようにアニメで初見できるのめちゃくちゃ羨ましいし、そこまで待ってみたい……絶対3期もやってくれんだろ!っていう気持ちもある。

そうやってどうしようか悶々としているときに、あ、3部読んでなんなら4部まで追いつかなきゃいけなくなったという出来事が訪れます。

2回目のナナライ、REUNION

マジかって感じなんですけど、当たりまして、この前までのチケ運のなさどこ?物欲センサーって本当にあるんだ……という感じです。

ナナライ円盤も買うかどうか迷っていてどうしようかと毎日にらめっこ状態だったのですが勢いで他の円盤とかと一緒に買いました。シリアル、捨てられなかったんですよね。当たらないと思っていたし、でもライブ見てたらこの現場を味わってみたくなったんです。参加するってなったら3部以降を知らないと楽しめないことがあるじゃないですか、わたしZOOLについて何も知らないし、楽曲もわからない。わからないで雰囲気に呑まれるのは嫌、作品に失礼なことはしたくない。進めなきゃいけないんですよね。それでこの記事名です。そして、3部進めるってなったら2部もおさらいしないとだめじゃない?って先ほど少し読み直していたんですけど、読みたくなくなったんですよね。だって、絶対面白いしまた心えぐられるし、記憶戻っちゃうし、アニメ初見状態できなくなるし。今ものすごくどうしような状態で、とりあえずアイナナについて振り返ろうかなってブログ書くことにしました。

わたしは今でもアイナナを許してない人を知っているんです。今でもっていうか最初から好きじゃないし一生嫌いな人。わたしはその人の人格が好きでその人を見ていて、でもものすごくアイナナに関してははっきりとアンチな存在なんです。その人の意見を最近また見る機会があってきちんと読んだのですが、やっぱりそこは擁護しきれない部分だよなぁと思うところがありました。結局時間が経ったからわたしは出戻りたいと言えるけど、過去の悲しみと怒りの根本な部分ってずっと未解決で、もうスルーするしかないというか知らないふり忘れたふりをするしかないような気がします。もちろん前にも言った通り運営が否定した文書は出ているので「運営がそう言っているんだから」で終わりにできるんだと思います。でもわたしは終わりにできなかったわけだから。もう運営やファンにとっては過ぎ去ったことなのでまた掘り返してわたしが納得できるような主張を寄越せって言ったって無理なんですよね。わたしは純粋な気持ちだけで応援できることはないけど良作品だと思えるこの作品を応援したい気持ちがあるし、疑問をもちながらでも関わりたいと、今は思っているわけです。まあだから出戻るって言ったって、結局アクティブユーザーになったりはできないと思います。精々ストーリー読んでCD買ったりアニメ円盤買ったりするくらいでアプリ内課金はしないと思います。1周年ニコ生のときの重大発表ですごく嬉しくて喜んで祝ったんですけど、そういうのももうできないです。そういう距離感。離れている間も大きな情報は受け身でも舞い込んできましたがライブ発表アルバム発表MV公開2期決定も全部へぇすごいなぁ程度でした。遠目で見ながら望んだものが達成されていく幸せなコンテンツを享受できない寂しさ。わたしはそういうのを純粋に喜びたかったなという意味も込めて出戻りしたいんですけど、この距離でもういいやと思った以上もうできないんですよね。別に今更何が悪いっていうわけじゃなくて。あの炎上さえなければわたしはメジャージャンルに所属できていたのに、良コンテンツを初期から見ていて成長していく過程を楽しめていけたのに、って思いますけどそれはもう諦めるしかないじゃないですか。わたしがコロッと変われるならそれが良いんですけど、今のところそれはないですね。アイナナ世界のできごと、ストーリーやMVについてなら多分たくさん喋れると思います。喜びも悲しみも嬉しさも辛さも。言うなら、生み出されたキャラは悪くないみたいなやつ。でも現実世界の展開は遠い場所から見るようでいると思います。ちょっとやそっとじゃ終わらないようなコンテンツになったし問題はないかなって。

もし、これを読んだアイナナユーザーがいるのなら、こういう人もいるんだなって適当に流してもらえたら有難いです。わたしは誰かにこんなんでもいいということを許してほしくて書いているのかもしれないんですけど、どう思われてもまあいいかと。何も思われなくてもいいし。わたしは好きだった作品のアンチでありつづけるほど強メンタルはなかったしいかんせんキャラとストーリーが良すぎるせいで懐柔されただけの人間です。ゲームでプレイしているときはブラホワの結果も正直そういう展開になるよなって思った部分も少しはあったけどアニメで見たときに、あぁこれはアイナナに投票してしまうよな、応援したくなるアイドルグループってこういうことかと思ったり、元々パフェギミが好きでナナライ円盤で久々に見た時にその好きの気持ちを思い出して(サビで裏声になるときの手を前に出すときの振り付けもものすごく好き)わたしがアイナナ世界線のファンだったら一織センターめっちゃ良いとか言っているんだろうなと思ったりアイナナに対するプラスの感情を思い出して積もっていった結果の今です。(後者の話は振り付けが好きという話がすごくしたかっただけ)

 

本当にアニメ初見できないのが惜しいのでまたしばらくどうするか悩むと思いますが、ライブ行くにあたっては絶対全部終わらせているのでその日までよろしくお願いします。あとしばらくログインしていなかったのにフレンドを解除しなかった現フレンドの方(Twitterでもリアルでも面識ない人がほとんどだけど)ありがとうございました。