ジュダ無印〜Evolve振り返り、感想

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ジュダ無印〜Evolve振り返り、感想
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ネタバレしてたり微妙に伏せたり。自己責任で。
長いのでEvolveのことだけ読みたかったら下まで飛んでください。知らない人向けで喋るのが好きなのでそういう感じになってますが知ってる人しか読まんよな〜と思った。
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聴いてから一眠りして朝を迎えてもなお多幸感に溢れるCDで泣けてしまう。

そういえばディアヴォでというかシチュエーションCDで初めて聴いたのもジュダだった。無印の時の話。そのときは「いやなんでこの2人付き合ってんの?」という思いを抱いたのだった。
そこから全キャラ回ってジュダの2週目をした時に可愛く思えた。無印の時はユゥくんは理不尽に怒るしシエルはなんか一人で喋り続けるしエーダッシュくんは良い子なんだろうけど狂気的でレオードくんは常識を超えた彼女大好き甘々で、モモチくんは共依存で美しかったが、ジュダくんが一番不器用ながら愛を伝えていてかわいいカップルなんじゃないかと思えていた。
要するに他のキャラがヤバすぎてジュダに戻ってみればまともなような気になっただけなのである。
無印ジュダくんすぐ怒るし、いやもうこのまま別れるだろみたいな瞬間ばかりだけれどなんだかんだ後から「なんで怒ったのか」の説明をして謝ってくれるし「好き」だとかの愛情表現もノリではない素直で本音であろう態度で表してくれるから許してしまう彼女の気持ちもわからないではなかった気がする。

Riotになり何を間違えたのかなぜか怒りに理不尽さが増した。
延々にリピってた無印でさえ記憶が朧げなのにそんな何回も聴いていないRiot以降のエピソードのことはよく覚えていないが、なんか、えぇ??ってなったのは覚えている。
ジュダくんは不器用だしすぐひとりで暴走するけど彼なりに正しい理由があり怒り彼女ともぶつかってしまうだけでほとぼりが冷めればまた優しく抱きしめてくれるはずなのに。
なんとなくの記憶だけどRiotは彼女かいないとどうにもできない、とかではなく、ジュダは篝火のギターである相方は結局必要なんだよね!?みたいな話だった気がする(違ったらごめん)

Wiredは、いや、理性もっとなんとかしなよ……と思った。
主軸の話はわかりやすい悪役が現れてジュダの逆鱗に触れ暴力沙汰(?)になり活動休止(ディアヴォではその後活動休止ネタが流行ったがジュダがなぜか「にじめん」に取り上げられたりちょうどブログを更新する用があったcvを務める斉藤壮馬さんにネタとして触れられたりなどして一部界隈でそのネタが話題になった)
そして主軸を置いたサブ的な面の、やっつけ感にもとられる彼女とのいちゃいちゃは場所に見境なくしかも何がスイッチだったのかも理解出来ず、いやいやいや!?と思ったのである。
まあ、それもまたディアヴォーカリストなんだと思うけど………ていうかそれこそがディアヴォーカリストなのだろうが……

そうして続いた4期目のXtermeで革命が起こる。
曲自体の革命は2期目Riotの「I Can't Say GoodBye」で起こっていたし、Wiredの「飛翔」「TSK!!TSK!!」もヤバかった。お前めちゃめちゃ彼女が好きなんじゃねーーーーかみたいな曲をバンバン出し始めた。
「GoodByeが言えないばかりか 頬が濡れてきた 汚れたシャツも洗えない日々だよ もう一度を求めるふりすらできないままで 消えない傷跡 ひとりじゃいられない」
「僕の中で眠る君 あどけない口先 それは希望のさえずり」
「乱雑に変わりゆく 景色を信じていた 根雪のような君の笑顔は 誰かのせいにしたら そこで終わりなんだと ぼやけた視界の中輝いて 綺麗だよ」

自分の身辺や心の移り変わりがそのまま曲に現れるってアイドルでは難しく、自分で曲を作るバンドマンならではなのでは?
しかもジュダは日常の中に潜むインスピレーションから唐突にひらめきすぐに譜面を起こして最高の曲を作る天才で、そこから歌詞をつけるときもジュダの見える景色をきっとそのままに描いているのだろうけど彼女に対する描写があまりにも儚く綺麗で愛おしく描かれるので、は????となる。

Xtermeの話に戻すのですが
まずまずまず、曲がやばい。
表題曲である「(Dis)Appeared」
「愛は氷でできたパズルだね 溶け落ちていく愛そのものの中」
え、打ちながら思わず笑っちゃった。ジュダの見えてる愛の比喩表現が綺麗すぎて。
でもロンギングがこれまで以上にエモエモエモのヤバ
「君からキスをせがむ 幼い朝は綺麗で すなおなごめん それはぎこちないけれど」
「いつもの声で 僕を包んでくれる温もり 愛する人がいればそれでいいのだと」
「抱きしめて生きる もう二度と離さないから 空に浮かべたありふれた笑顔でいい」

え、え、ちょっと待って、愛しか綴ってねえやばい、涙流れてきた。全部の歌詞よんで。ずっとラブレターだよ。振り返ると本当に本当に本当になんなんだこいつ………
「君がいない朝は色褪せた新聞紙見たい 何を読んでもつまらないなぜなんだろう」
新聞紙とか読まないじゃん……絶対……
でも綺麗な歌詞だし、彼女がいない世界は味がなくてなにも感じ取れないし幸せがなく、ジュダにとっては彼女のいない世界など生きる意味などないんだ。

ここまで作って世の中には出した曲の大半が彼女大好きな歌で、愛を綴り、私の中のジュダは完全に無印の進化系であり続けた。
ようやくドラマ本編の話になるのですが、Xtermeのエピソード、まじで良いんですよね。
ジュダが音楽が一番であることと共に彼女もなくてはならない存在だというこちらとしては当たり前に知ってたことをきちんと証明するエピソードになるから「解釈の一致」を感じる。
音楽のことになったらそれから目が離せないしそれ以外はどうでもよくなるけど、彼女の存在だってなくなったら何かが物足りないし音楽だってあと一歩出てこない。日常にも精神にもすみついた彼女の存在が切っても切り離せない、のにそれに自覚してから行動に移すのも短絡的で謝罪や仲直りの仕方もちょっと下手!だけどめちゃくちゃにかわいい。許す許す、もうそういうひとだもんね。でも一方的ではないしお互いに理解し合いながら歩み寄っていくのはとても素直で「なんで付き合ってんの?」と思った時から大きな成長を遂げ、ひとりの人間と深く関係を築くとはこういうことなんだと思う。
って感想を書くためにXterme聴き直したんですけど、最後は結局場所を考えないところで盛り始めたから、マ、そーですよね!ってなった。
でもジュダくんはこういう人だって知ってるよ!!!!って思っていた日の願いがXtermeにてついに叶ったし、ジュダのデレは最強。愛の形成が一番まともなのはジュダだよ

 

って締めみたいになるほどにXtermeは完成されたものだと思っていて、これで終わりでよくない?あとなにやるんだろう、これでまたすれ違いの喧嘩したら進化ではなく退化じゃん何度同じことを繰り返すの?と思っていたのが今回のEvolveだったのですが、、Evolveしてたね。今回本当によかった。

(この下ネタバレ有り、まあ伏せたりしている情報もあるけどこの文章わざわざ読む人は単純にまだ聴いてないからネタバレされたくない、もう聴いたからしてもいいのどっちかだと思うから伏せる必要なかった感)

今回も喧嘩っていうか、「信頼」の部分が揺らぐしそこは中々変わるのが難しい、ジュダの悪い伝え方だったり彼女の思い込みの激しさの部分のせいなんだろうけどそもそもの要因が外部にあったことと、その信頼を取り戻すジュダのやり方が最高すぎた。
斉藤壮馬さんもフリトで「ジュダ今回やったな!!」と話してていやそれな〜〜〜!?
「ほらよお前のために書き直したわ譜面。は?お前が譜面読めるなんて思ってねーよタイトル見ろ」(ニュアンス)
『最愛』
天才か!!??!?!?!
攻めが曲を作るタイプのカップリングを推してる全オタクはこれ聴いたほうがいいよ
外的要因への対応も「彼女第一優先」な姿勢がよかったしなんかジュダが一歩も二歩も大人になったように見えた。(対応が大人っぽくなった、落ち着いたということは一切ないが今までの不器用さと邪魔したプライドが少なかった。まあ要因が要因だったからかもしれない)

今回『最愛』のCD聴く前からなにもかも最高だった話もすると、
CDの帯を外したら歌詞の「わたしが好きなのは、きみだけ」という文字が現れ、CDを開けてみれば歌詞カードの裏にあるキャストがキャラに扮したメッセージが書いてある(キャラに扮さない人も1人だけいる)んですけどそこに「タイトルのイミを考えて聴け。じゃ  for warms」
for warms!?!?
for warms……
ジュダ!!!!!!
もとい斉藤壮馬さん!!!!!

(warmsはジュダの所属するバンド篝火のファンの愛称)

ディアヴォーカリストの良いところ……クズと言われるキャラの集合だけど我々オーディエンスのことを大事に扱っていることは本音をしゃべるドラマCDでは結構ちゃんと示してくれるところ……
いくら彼女のために作った曲であろうと、ファンのために世の中に出す曲でもあり、オーディエンスだって彼らにとってとても必要でありなくてはならない存在であるということ………

ジュダくんはツイッターで全然喋らないし唯一企画以外ではほぼリプライを拾わない、ファンレも他キャラと比べて読む数が少ないから全然交流してくれないけれど、ジュダくんがどれだけ音楽に詰めてくれるかは聴けばわかるのは本人の言っての通りで、ジュダくんが問いかける「warms?」の一言で求められていることがわかる。
そんなジュダくんの「for warms」だって確かに本当で本物なんだ。
(追記:EvolveのCD他のキャラも全員for◯◯だったね)


そ、んでもって、
今回のシークレットトラック爆弾仕掛けてきたね。そもそも書かなかったけど本編でもまじで!?急にそんな裏事実明かす!!???!みたいなネタが出てきて驚いたのにシクレで更に出てくる。
ていうか今更だけど今回のシクレって最初「後から作った方の曲が終わったあとの話」をしてるだけか……?とレオードの時は思ってちょっとよくわからなかったんだけど、そのあとのツイッターでのメンバー紹介のくだりとかヨシュアジュダまできてようやく「メンバーとの談話」部分にピックアップしたシーンを入れてるんだって気づいた。
みんな気づいていたのかもしれないけど、わたしは同ジャンルのオタクと交流してないから知らなかったね……

でだ。他のキャラは4〜5人のグループなんだろうけどジュダに至ってはツーピースバンド、ギターの相方だけであることは最初から出ている情報で、ジュダがバンドの人と喋ることがあればそれは絶対に相方であることがわかる。他のキャラはバンド内の誰と喋ってるのかはわからないが、ジュダだけわかるので相方ギターのキャラ形成が一番しやすい。
なぜか相方のキャラ像だけなんとなく知っている気持ち……
毎回毎回ジュダの無茶振りや要求に対応し、社会に向かないジュダの代わりにスタッフとの連絡を取る。しかしジュダにたじたじになっているわけではなくレコーディングでもはたまたライブでもジュダの言うことに絶対従うわけではなくあとで喧嘩するってわかってても勝手にアレンジを加えるという自己主張の強さも兼ね備えている。
だからこそ一度方向性の違いで解散しているし、それを経て再結成したという事実がある。
っていう情報量の多さ。圧倒的多さ。Veronicaなんか頭ちゃらちゃらの顔しか良くないメンツが揃っていることしかわかんねーーーーよ

ディアヴォーカリストというジャンルが無印は本当にキャラと彼女の掛け合いしかドラマに乗らなかったのに、2期以降から彼女のいない場面もよく出るようになり「ひとりのヴォーカリストを追う」ドラマCDになっているんだけど、段々と周りのバンドメンバーとの絡みにも焦点を当て始める。

いやそんで話戻すんだけど、ずっと追いかけてるオーディエンスなら特にジュダの相方は他の誰よりも夢や幻想をそれぞれ抱いていてわりと具体的なキャラ像がある人も少なくないと思うんだけど、今回シクレで明かされる相方の………………年齢…………
まあそうでしょうね!?という感じではあったが年上でジュダ曰く暗黒の世代笑笑
2人だけで世代括りにするなよ!っていうのとそれ◯◯◯も暗黒なんか!?と思った年齢。
今回出した新情報、今後の展開で使うんですかね?その予定もきちんと組まれてやってるんですかね〜〜〜〜〜

ふつうにEvolveの話だけしようと思ったけど「ジュダ」自身を振り返りたくなったので長くなった。
でもずっとジュダについては書きたいことが多くって今までは想像の域にいたから考え整理させたいと思ったけどXterme、Evolveを経たらそっちの方が先にアウトプットしてくれたので助かった。

関係ないけど、ジュダの曲がエモくなってからやったちょうど去年のCR69Fes.2018のライブで昼も夜も最初の曲である「エスカレーション!」をやってくれた斉藤壮馬さんはジュダのキャストとして本当に推せる。
わたしはジュダを表す曲を最初にやるとしたらやっぱりエスカレーション!がよかったしライブで一番聴きたいのはこの曲だったから。
パンフレットのジュダを語る斉藤壮馬さんも「解釈一致」しかなくて推せた。

恋愛の歌を歌うことが多くってもどこまでも自由にいくようなかっこいい歌もジュダにはあって、エモいメロウな音楽とそれが絶妙に融合したのが前回のベストアルバム内新曲の「2 of a kind」でジュダの曲はディアヴォの中でも一番信頼してて期待値が高くなってしまうな〜〜と思った。

わたしはジュダくんのオーディエンスでも彼女でもないけど特別枠でずっと好きだな