ナナライ2nd REUNIONを経て

ナナライ2nd REUNIONお疲れ様でした。

1日目は現地、2日目はライビュで楽しんできました。

事前物販でなに買おうかどうしようか迷ったんですけど、結局買ったのは

・パンフレット(パンフ大好き人間なので現場行けば大体買います)

・ペンライト1本

・TRIGGERペンライトチューブ

・マフラータオル(REUNIONのやつ)

わたし、推しキャラも推しグループも極めたらいないんですよ。箱推しっていうわけでなく。

逢坂壮五と九条天とŹOOĻにはそれぞれ特別な感情があるけど、アイドルとして見てファンとして応援するのって誰?

自分の推し感情を突き進めたら正直わけわかんない。ペンライトチューブだけはTRIGGERかな……って買ったけどマフラータオルで誰かの推しであることを表明することは選択できなかった。Tシャツ類を買わなかったのもそのへんの気持ち事情

ペンライトが届いて自分の持ってたキンブレと色の確認をしたけど、やっぱ完全に合わせるのは無理だな〜。2本買っても良かったのかもしれないけど、それはまた来年ライブが開催されるのを願ってそのときに来年のペンラを買って揃えられたらいいなと思う。

 

さて、REUNIONの感想なのですが、すーーーごく楽しかったです。もう心が楽しいって叫んでる、アイドルのライブの楽しさを味わった。

 

演出が盛りだくさん

演出がとにかくすごかった。書いててあとから気づいたんだけど、そういえば我らマネージャー、小鳥遊紡、自分のアイドルの演出も務めしかも好評価を得るやり手だった。そういうことなんですかね……

1日目はスタンドB席であ〜〜遠いなぁって感じだったのですが今年のメインステージがセンターのおかげで不便はしなかったです。もちろんモニターを通さないと豆粒だし、センターから広がる十字の四方向に散らばられると誰がどこにいるのかは判別がつかない。

これは2日目のライビュを通して実感したのですが演出がきちんと見れるのがめちゃくちゃ良かった。炎の他に水の噴射とかもあったのですがそれだけでなく、センターステージのモニターの上で光るライトや四方向に広がるステージにも光が付いてて、あとはとにかく閃光がめちゃくちゃあるし、センターステージの中央の円形部分が上に上がったり下がったり回ったりするし、その全体図が綺麗に作用し合うところが見えてめちゃくちゃ良かった。

たかが演出じゃなくてナナライ、びっっっっくりするくらい演出に力とお金かけてる。

 

これが一番わかりやすい感じ全体図だな。

 

更にいろいろ見てたらめちゃくちゃわかりやすいものが出てきた……すごい。

 

や〜〜やっぱりセンターステージを使った演出で印象的なのはリスポ、月明かりイルミネイト、星屑マジック、願いはShine On The Seaでしたね。

MVとの同じ表現になるように円に段差を付けたり、完全にバックスクリーンとして使ったり、円の中から誰が出てくるのかわからないように動かしたり……

あそこまでバリエーション付けて色々やってくるので全然飽きない。

特に円に段差をつけてやるMVリンクは一番人の心を動かしたと思う。ていうか星屑マジックに関しては新規映像出しながら同じすれ違い演出するわけだから、やべーーーーよ。誰これ考えたの。

 

あとは噴水?とか水のアーチをくぐってセンターステージから前方にみんなで行くところがWiSH VOYAGEであったんだけど、最後一番後ろにいた陸だけがそのアーチをくぐってすぐのところで振り向いてラスサビ前を歌うところが、ちょうどカメラがアーチの陸の向こう側から抜いてくれる。

カメラから映し出されるモニターを見ると、アーチの先に陸が立ってる。

通る道として作るだけでなくてそのあとも画面構成に作用していて良かった。

 

そんでもって四方向に広がるステージ。これが一番効果的だったのは最初の登場

前方からは旗を持った陸をセンターとするIDOLiSH7、そしてちょっと他の位置を忘れてしまったのだけど他の三方向にRe:Vale(椅子に座ってる)、TRIGGER、ŹOOĻがそれぞれ中央に集まってくる。最初から全員が集ってきてもう高揚しちゃう。しかもセンターに集まったらREUNIONのキービジュと同じ位置に立つ。

 

 

 

すごい光景。

 

センターステージの上にあるモニター、長方形の側面、4枚設置されているわけで(反対側のことはわかんないけど普通に考えて恐らく)、MVを使うときはMVと誰かを抜粋してる映像を1枚ずつ交互に出す形。まあ去年も前方に3枚で同じことをやっているわけだし、今年はわたしは位置的に2枚みれる場所にいたから両方の映像を楽しめたけど、どっかの画面が正面になってたら片方しか見えなかったのかな〜と思った。

 

モニターつながりで思い出したんだけど、ŹOOĻのときのモニター、ノイズがかかっててめちゃくちゃかっこよかったね。これはライビュだとあんまり確認出来なかったし、ライビュのカメラは多分だけど演出としてめちゃくちゃ揺らしぼかしながら映してくるのはちゃんと見えなくて少しストレスがあった。

現地会場のノイズ画面はすごくŹOOĻ感が増し増しで効果的だったな〜と。

 

そんで最後に入場特典でもらった小さな青いライトで星空を観客が作る演出。これまーーーじでめちゃくちゃ綺麗。1日目は完全に日が落ちてるから本当に星空。しかも、みんなちかちか点灯させるからプラネタリウムで見るような満点の星空。こんなに綺麗になるとは思わなくて感動した。しかもこれを作り上げているのは自分たち。

わたしは今回総じて現地での空気をものすごく楽しんだしライビュだと演出を確認しづらい点からちゃんと現場に行くことが一番だと思ったのですが、この観客が作る演出は最も現場にいる必要性があった。元々現場に行って自分の目で確かめることに意義を感じていたのだけど、ナナライに関してはこの豪華な演出を楽しむために現場に行った方がいい、と100思った。

 

もちろんライビュはライビュで各々の表情をドアップで楽しめたり衣装とか細かいものを見るのに良かったのだけど、それは円盤でも出来るのでは……?と思ってしまう。ライビュの空気は空気で全員が同じものを見てて同じ空気を楽しめて良いのだろうけど〜

 

ナナライ、ライビュでいいやじゃなくてきっと来年やるとしても豪華な演出が待っているのではないかと考えたら一度は現地に行ってみるのもアリです。あとわたし個人としては現地の方が声出せるしキャストとのコーレスがきちんと取れるほうが楽しい。

 

2ndならではのセトリ

ライブと言えばセトリが大事。何をどの順番で歌うのか。演出の一つですけど。

今年は去年最後の方にまとめ的に歌ったNATSU☆しようぜ!を初っ端に持ってくる。そんでアイナナの最後の曲はモンジェネにする。

これは2ndだからこそ出来ることだなと思います。最初はやっぱり王道で始まりは始まりの曲にするし終わりはみんなで歌う曲にするじゃん。1stで大事なのは特別シナリオでもやったIDOLiSH7とTRIGGERのふたグループがNATSU☆しようぜを歌うフェスの再現だったけど今回はもうそれがメインではないのだから。

始まりを締めにするのは数を重ねてこそ。

そんでもってTRIGGERのセトリとかかなり今回ならではだったと思う。

願いはShine On The Seaって曲単体なら初めに持ってくるようなものじゃない。今回はドラマが乗っかっていたからこそ。それでも予測は出来ないものだし、だからこそサプライズだった。2曲目に回すときはいつも先に曲名言うし。しかも1日目のときは誰も知らないからTRIGGERが出てくるってわかったときに各々の推しカラーで待つ。そしたら十龍之介しか出てこない。まさか本当にソロでやるの?って過ぎったし会場が青に染まった。

特別バージョンということであとから天と楽が出てきて3人で歌えたけど、かなりドキッとするような始まりだった。

ていうかそもそもTRIGGERの登場順も結構びっくりした。IDOLiSH7の次に来るのかと思ったらRe:Vale、ŹOOĻの次、つまりメッゾを抜いた最後だったから。

やっぱり3部4部を経たTRIGGERのストーリーの背負い具合が半端なかったね。一々重みを感じてしまった。今のTRIGGERはこんな大きなステージに立つことは本編ではないのだから。

サプライズはそれだけでは終わらずにスタンド席からの登場、それにまさかの新曲初披露。ここはTRIGGERメインの世界線か????

 

各グループの主役感

いや今回それがすごいところでIDOLiSH7もTRIGGERもRe:ValeもŹOOĻも全グループに今回はお前らが主役のライブだったのか????と思うことがそれぞれであった。

全員が主人公って平等に与えられるステージに対してあるのではなくて、もうステージ上の彼らを見てサプライズ感や空気と演出がマジで主役。伝わる??このニュアンス

ŹOOĻとかかなりみんなわかってくれるんじゃないのかな。"喰われた"よね。

あの会場一色が彼らに染まる空気がすごくって本物だった。オマケじゃない彼ら、特別出演ではない彼ら。本編でメイン

本当に3曲しか歌ってないんか?

ナナライ、ストーリーとリンクさせた演出うますぎなんだよな、映像とセリフ抜粋のあとの曲。去年のリスポのZONE OF OVERLAPバージョン

去年主役のIDOLiSH7がやったことを今年はŹOOĻがやるんですよ!?お前ら主役だったんか!!!!

まあ……わたしはŹOOĻがすごいことなんか知ってたんですけど……(何マウント?)

だから正直会場の空気を味わったときに「勝ちだ!!!」と思いましたね。これ、この空気を待ちわびてたんだ。

それでもわたしにとってダークホースに感じた部分もあって後ほどまた……(ダークホースって言葉が出てこなくて「想定外 単語」「予想外 類語」で検索かけて最後は「予想外の活躍 単語 Yahoo!知恵袋」で解決した……あとなんならアーチって言葉も出てこなくてやばかった)

 

そんでもってRe:Vale、は先述したけど星屑マジック。Re:Valeはその前にもIDOLiSH7と一緒に歌ってから連続で衣装チェンジして出てくるんだけど、星屑マジックは一連の流れが全てよかった。映像で光が一つの場所に集まり、そこには百が存在してる。そして本当に光を持って登場してくる。あと衣装がめ〜〜〜ちゃ豪華。すごい。星屑マジックの衣装、金の刺繍じゃなくて金具、白手袋ではなくてレース……内側もすごくなってた。「絶対王者」敵わない。

 

最後はやっっっっっぱりIDOLiSH7。主役だよね。知ってたけど、実際そうだけど。

IDOLiSH7がナナライで一番勝ってた部分って個々の空気感とキャラクターのリンク性だと思う。わたしは声優ライブ、キャラとの同一視はあまり出来ません。声優のやることは声優の実力として感想を喋るし、用意された台本や演出はキャラクターへの感想として語る。今回ももちろんそうで演者は演者なんだけど「演じてる」んじゃなくて「いる」。こういうのがキャラが見えたって言うんですか?なんかそれとは違うような気がするんだけど、それぞれの演者が持つ空気感をキャラクターにするのがすごかった。ちなみに増田俊樹さんに関してはどの作品でも去年のナナライでも憑依憑依言われてて期待通りにすごかった。楽しみにしていたし本当に楽しめて好き。和泉一織を存在させている部分を見て、あ〜〜〜好きってなる。自然的に和泉一織が言う言葉、する行動をこなしているのを見るのはものすごく楽しい。これが見たいのだと思う。

あとはKENNさんの四葉環。けんぬの演じる環はハラハラする部分を抜いたところで、けんぬが喋るとき全部気の抜けた感じがする。あとはすごくカメラに映りたがりだったりでライビュを見てるとこちらを見ていてくれるので嬉しい。わちゃわちゃしてくれるからほっこりするし微笑ましい。めっぞのMCってが本当に一番ってくらい良いのだけど特に2日目は2段階にオチがあって完璧だったな〜〜〜

そんでもって今年異様に感じたのは小野賢章さんの七瀬陸

七瀬陸は本編にて「訴求力を持ったバケモノだ」と九条さんに指摘される。今回の小野賢章さん、訴求力の塊で、本人の才能なのか演じているのかまじでわからん。境目が壊れた。

みんな〜〜って呼びかける。わたしたちは応える。他の誰よりもその問いかけが強い。

あの声帯やばくない?

うまくは言えない、でも見たのなら少なからず感じるのではないか。守りたいと思うし、あなたの望むものは全て与えてあげたい。叶えてあげたい。過保護になる周りがあるのではなく、本人が過保護にさせてしまう。噛んだ時に、あっ……ってなる表情、なんとも言えない。ごめんね、今のは何もなかった。知ってるよ。もう一回やろうねって別にステージ上の仲間が庇わなくたってわたしたちは思うのだ。笑顔でステージにいるあなたを見るととても幸せになる。それは壊してはいけないなにか。

だれ?七瀬陸を作った人たちは。これはスタッフだけに対する問いかけではなく天にいや和泉一織にも思う。最も和泉一織もその力に惑わされたひとりかもしれないが、現状彼が今の七瀬陸を一番に作っているのだから。

2日目、狗丸トウマにおんぶされているシーンを見ましたか?ライビュ組は抜き取られたのでバッチリだと思います。

仲間だと認めることがおんぶという行動までに結びつくわけない。信頼慕う相手だから好きでくっつくんじゃん。そしてその密着を許すトウマ……敵の懐にそんな意図も容易く入ってしまうのか。七瀬陸、本当に末恐ろしいし、それを声優ライブで表現する小野賢章はなに…?演じてできるものなのかもわからない。

 

そしてそれ以外のキャストも全員IDOLiSH7の空気をまとってた。一列になって七瀬陸を先頭に電車ごっこのように進んだあと、二階堂大和が先頭になりサザエさんのEDと同じようにセンターステージへと導く瞬間は愛おしいと感じる、応援したくなるIDOLiSH7でしかない。主人公ってやっぱりそういう属性なんだよな……

 

ナナライ、用意された演出を役者が完璧にこなすからすごい。演出がすごいのに演出に頼ってるだけでは成り立たない役者の力を見せられる。

全グループが主人公だと思ったのには、本編のドラマを背景にキャラクターたちをフィルターかけて見てしまった部分もあると思う。アイナナは特にドラマを「しんどい」として表現するような作品だから。でもそのフィルターが綺麗にかかるほどの演出と役者の力がある。それをよく見せつけてられたステージだった。

 

個人的MVP

全部が良いとはいえ見る部分感動する部分感じることは個々にやって違うと思う。

ここからはわたしの思う特に最高だった役者の話をします。

 

広瀬裕也さん

ダークホース!!!!だ!!!!

個人的な優勝は広瀬さんに捧げました。

広瀬さんの亥清悠の演技と歌がまず好きなんですけど、広瀬さん自身が生でステージに立った時にあそこまで亥清悠であると思わなくてひたすらにびっくりしていた。ちゃんと一言一言、予期せぬ事態へのアドリブまで全てが。「うるせー!俺が悪いのかよ!俺は悪くないよな!?」って喚いたところ、「広瀬裕也」を出さずに「亥清悠」を全うするからすごい最高だった。ZONE OF OVERLAPでは衣装がタンクトップにスカジャンで、ゲーム内で出てきたビジュアルと同じようにスカジャンをずらして肌色の肩を見せたままで動く。似合いすぎてかっこよすぎる。衣装さん……(キュン)アイメイク黒くして目つきを悪くさせてたんだけどそれがめちゃくちゃ合う。カッコイイ悪役。蔑んだ目とか悪い口調とか歌もダンスも本当に全てが良かった。私の中の広瀬裕也さんはアクセーースフラーーーーッシュ!!!!ってやって「壮馬さんには敵わねえよ〜」みたいなこと言って、はちゃめちゃだけどめちゃくちゃ笑えて楽しい〜〜!ってイメージしか知らなかったのでいや、いやいやいや斉藤壮馬さんみたいなキャラクターを背負ったパフォーマンスするじゃん……と驚かされた。知ってる広瀬さんじゃなくて笑いとかどっか行っていてかっこいい!!と高揚させられた。壮馬さんのことを意識した面ってあったんだろうな……でもそれはさすがに言われてもないのに勝手に憶測立てられたくないよな……って黙っていたら例のツイートをするので、あのさぁ!!!!!!と思った。(そのあとのツイートはまさに「はしゃぎすぎ」な感じで、いつもの広瀬くんだなぁwって思った)(そこからさらになんか色々あったみたいですが、本当にはちゃめちゃすぎてウケる。がんばれ)

 

増田俊樹さん

言わずもがなすぎて割愛したい。

でも1日目はまだひっそりしていた気がする。2日目がすごくよかった。前にも書いたことがあるのだけど、わたしはパフェギミが一番好きで1日目のセトリのときにリスポが流れた瞬間に同時にあ、今日ないなって思って2日目に期待をかけていた。2日目のパフェギミが来た瞬間に嬉しくて、一織がセンターで嬉しいな〜〜かっこいいなーー!好きだな!!って思った。増田俊樹さんは増田俊樹さんなのだけれど圧倒的に自我を殺すのですごい。かな〜〜り綺麗なビジュアルですごかった。鼻とかシャドウしてたよね?多分

去年も他のキャストが本人の部分が出るところでも増田俊樹さんが1人だけ和泉一織のままの言葉を出すから周りが作用されちゃって全員をキャラクターに戻すんだよね。三月と並んだ時に愛おしく兄を見る表情をしたり、和泉一織ってファンよりも仲間へのファンサめちゃ強いな。七瀬陸がセンターであることを誰よりも大事にしている。そういうのを増田俊樹さんひとつひとつステージで表してくれる。

今年もありがとうございました。

 

斉藤壮馬さん

推し贔屓なのかももうわからない

斉藤壮馬さんを見る時、斉藤壮馬さん個人に対する想いが強すぎてどうしても斉藤壮馬さん自身を見てしまう。同一視が一番無理。でも壮馬さんのキャラクターの表現が好きだ。声優はアイドルではないのはみなご存知の通り、だからアイドル作品でしか彼らのアイドル姿を見れない。斉藤壮馬さんの演じる九条天は誰にも負けない奉仕してきたアイドルだ。ほんとうに永遠にアイドルをすることが永遠の証明なのだと。一番アイドルでなければならないのがこの九条天だと思う。アイドルにも色々な価値観があるけど世間一般の想像する理想的なアイドルっていうのは九条天のことを言うのだと思う。斉藤壮馬さんが表現する九条天という人間はあまりにも完璧で当たり前にこなす姿勢が九条天を演じているのではなく元々これが斉藤壮馬さんなのではないかと目くらましにかかる。小野賢章さんと同じようにキャラと本人の境目が曖昧になるのだけれど、多分これは壮馬さんへの強い感情が2人を反対に感じさせる。私個人の問題。斉藤壮馬さんを見るたびに「永遠に好きな人だな」と思う。わたしはもちろん九条天を演じる壮馬さんが斉藤壮馬さん本人ではないことはよく知っている。なんなら今個人名義LIVEの音源を聴いていて「あぁ、これが斉藤壮馬さんだ……」と安心している。それでも壮馬さんのナナライのステージが強すぎて、2日目のライビュのときはパフォーマンスに感動して気づいたら涙が流れていた。これは演出やドラマに影響されたのではなく、本当に単純に斉藤壮馬さんのパフォーマンスに感化された。目線の動かし方、表情、顔の角度、カメラに抜かれてる瞬間の意識、そしてそんな瞬間でない可能性(自分のパートでない)ときどんなときでも見られている意識、カメラの先にきちんと誰かがいるの誰よりも理解しているんじゃないかって思う。「ふとした瞬間が映ってしまった」というより「作り込まれた映像」そのもの。あ〜〜〜また、またそうやってなんか神格化に近いことをしちゃう。斉藤壮馬さんを九条天だとは思わない、九条天を斉藤壮馬さんだとも思わない。けれど2人は同じ瞬間に同じ体の中で存在する。それがどちらなのかはわたしにはわからない

壮馬さん、MCのときとかでの煽りが完璧で好きだな!もう誰よりもうまかった。どんな言葉が出るんだろうって楽しみにしていて想像以上に全てを撃ち抜く力を持ってる。難しく、でもわかりやすく自分を魅せる方法を知っているひとだった。

 

番外編

西山宏太朗さん

西山さんのああいう役、他に知らないしあんなにブラックな感じが似合うとは全く思ってなかった。広瀬さんと同じような感覚。もうちょっとスポットライトが当たったところが見たかったです。エロ〜〜〜〜って思う瞬間がちょいちょいありました。ŹOOĻがすごいことを知ってたとは言えこのお二方は本当にびっくりした。

わたし、ダンデビジャンルを生きてきたので木村昴さんと近藤隆さんは随分前に歌上手くてやべーーーっていうのを味わっているんですよ。ていうかこの2人がいるからŹOOĻに安心感を抱いていたわけで。そしたらえっそっちもめちゃヤバイの!?って予想外なことがあったのでMVP的に選びました。木村昴さんみたいな方がトウマっていう純粋かわいいキャラやるのめちゃくちゃうまいことなってるよなぁと思いましたね。あと近藤隆さん思った以上に踊れていてすごかったです。歌は本当にうますぎてもう何も言うまい。

 

書きたいことは書ききったのでは……

今回書きたかったのは

・演出がすごい

斉藤壮馬さんのことが好きだ

・ナナライめちゃくちゃ楽しいよ

みたいなことだけでそのために自分の感情と感想を全てぶつけただけの記事です。

どうしたら自分の言葉にならない感情、単純な言葉にまとめてしまいがちの感覚をうまいこと伝えられるのだろうかと考えたし、純粋に演出の凄さをわかってもらうためには何を書いたらいいのだろうかとわからなさすぎて困った。後者のレポ力はないと本当に困る。技術面の話がもっときちんと出来たならよかったのにと悔しいな。人を楽しいと高揚させるアトラクションのような演出、心を動かし感動させるドラマを見せる演出、それをもっと明確に伝えられたなら……

それを少しでも味わってほしいので円盤化したら是非確認してほしいし、映像では味わえない部分を現場で感じてもらえたならいいなと思います。

 

締め